今日はちょっとまじめです。
TPPのお話。
私はTPPに
反対です。
農業をやっているからTPPに反対ではありません。
TPPは日本のこれまで築き上げてきた社会を壊すからです。
農業の問題としては
1 農薬の規制が緩和される(収穫後に農薬をかけたり、日本で禁止農薬を使ったり)
2 遺伝子組み換え大豆の表示義務をなくす。
3 関税撤廃による日本農業の打撃(乳製品、牛肉、米、砂糖、麦)沖縄ではさとうきびが大打撃。
4 農業がTPPでダメになったときに、もしも災害にあったときに食べるものがない。
しかしこんな問題はTPPの問題の
100のうちの1つ。もしくは1000のうちの1つなのです。
農業、医療、建設、保険、他。。。
災害にあったときに、海外が助けてくれますか?食べるものもない、建設業もTPPで大打撃を受けすぐに復興することができません。
医療も国民皆保険の保険適用外診療がでてきたり、お金持ちは診療が受けれて、お金のない人は診療を受けることができないなど格差がうまれます。それに乗じてアメリカの保険会社が売り込みにきます。「私たちの保険でこの診療は受けれます。」とシナリオはできています。
ISD条項は、例えば、海外の企業が日本に工場をつくって、そこで公害が出た場合、日本がその工場に対して操業停止命令をだしたとき、投資家は利益が損なわれたと国際裁判所に訴えて、日本政府は提訴されて結果、敗訴します。こんなふざけた話がありますか?!
エネルギーも海外からの受注となると最悪ですね。
電気、水など海外に握られると、戦わずして
植民地化されます。
安倍総理はTPP交渉参加表明をしていますが、決してTPPに参加するとは思えません。
なぜ、今回TPP交渉参加を表明したか?それは日本とアメリカの関係改善のためだと思います。
民主党の鳩山さんが基地問題で日米関係を悪化させたため、その修復を安倍総理がやっているのだと思います。
無下にアメリカに交渉を参加しない、拒否することはアメリカのメンツも潰れますし、関係悪化にもなります。
安倍さんはTPP交渉参加の前に参議院議員選挙の公約としてTPP交渉参加(日本の不利益になる交渉は絶対にしない)を掲げると思います。
参院選が終わったあとにTPP交渉に参加します。交渉の中で日本は、アメリカ側が容認することができない交渉をすると思います。
そうして交渉はうまくいかず、時間切れ。結果、公約として掲げたTPPは日本の要求することが通らないので、民意とは違うので、参加しないことになると思われます。
アメリカも公約として掲げたものだと、民意、多数決を重んじる国なので、TPP不参加を認めざるおえません。アメリカのメンツを潰さずに友好関係を改善するためには面倒ですがここまでやる必要があるのです。
TPPは年間2700億円の利益しか生みません。アメリカは日本をアメリカ化しようとしています。よくこれからの時代はグローバル時代と言われますが、グローバル化で失敗していいる国があります。それが韓国です。
韓国は米韓FTAでグローバル化し、韓国の企業があげた利益は海外の投資家、株主の利益になり、韓国国民に回るお金はわずかです。低賃金、失業率に分かります。
これがエネルギーまでも、海外企業に取られてしまうとまさに植民地化となります。
グローバル時代は良いものだという風潮がありますが、決して良いものではありません。日本独自の社会は日本にだけしかありません。日本のこれまで築き上げた社会を海外の投資家に壊させるわけにはいきません。
日本は絶対にTPPに参加してはいけません。
と、私の好きな経済評論家の先生が話されていました。(´∀`*)でも、本当にそう思います。
アメリカ化、アメリカの植民地化は絶対に防がなければなりませんね!!